“聖地中の聖地”リバプール巡礼(Part3) 〜その他“重要札所”まとめ〜

♪Gotta take that sentimental journey Sentimental journey home♪
聖地巡礼

“聖地中の聖地”リバプールにある札所(誰もそうは呼んでいない)巡りを駆け足で。

俺は車だったんだけど、世界中のビートル・マニア(高齢者)は路線バスなんかほとんど使わず、ちょっと予約するのに度胸がいりそうな名称の「The Beatles Magical Mystery Tour」か、「FAB FOUR TOUR」と書かれたタクシーで回るのが定番。バスが派手なんだよな…

これこれ。コレが「マジカル・ミステリー・ツアー」のデカいバスと、「FAB FOUR TOUR」のタクシー。
リンゴの生家付近でニアミス

マージー川周辺、「アルバート・ドック」にある「The Beatles Story」や「マシュー・ストリート(Cavern Club 含む)」については別に書いたので、そこ以外の“FAB FOUR”ゆかりの場所をまとめて。

時系列に沿って紹介したい所ですが、そんなのマニアならとっくに御存知の“聖地中の聖地”リバプール、ざっと流れでご紹介。

「メンローヴAve. 」どのツアーでも「ストロベリー・フィールド」に行く時はここで降りるはず(未確認)なので、見落とさないでいただきたい

「Menlove Ave. =メンローヴ・アヴェニュー」はジョンの死後に発売されたレア音源のベスト盤のタイトルにもなったよね。ジョンがミミ伯母さんと暮らした家(“メンディップス”)がある郊外の通り。実母のジュリアさんが交通事故にあって亡くなった通りでもある(場所特定できず)。

ジュリアさんが事故で亡くなった通り。
路線バスでツアーに行こうというツワモノ諸兄はこのバス停で降りて

俗称「ミミ伯母さんの家」はナショナル・トラスト管理で、現存。

ポールの自伝(大著!)「THE LIFE」では、おばさんの家のテラス?バルコニー?で作曲したりするくだりがあったと思うが(うろ覚え)、通りから見えるあそこがそうなのかな?などと妄想が膨らむ。

ジョンが育った俗称「ミミ伯母さんの家」。アソコで、ポールと…?などとゾクゾク

「ホントにあった!」

ジョンとポールが初めて出会った教会「St Peter’s Church =セント・ピータース教会」と、「エリナ・リグビーの墓(単なる都市伝説説アリ)」、ジョンとスチュのアートスクール跡は見そびれちゃった。またいつか、ウン10年記念イベントの時にでも来てみたいな。

♪Nothing is real
And nothing to get hung about♪
周辺が閑静な事もあって、ノーコメントで

そしてこれまた聖地中の聖地「ストロベリー・フィールド」。赤門。門扉は1度盗まれて、また帰ってきたという曰くアリ。

世界的には神田よりも有名な「赤門」。盗むヤツもですが、取り返すヤツも凄い

「ホントにあった!」

ジョンの聖地中心に見た後は、ポールの聖地「Penny Lane =ペニーレーン」の床屋さんへ。土地柄なのか、ロータリー周辺にいくつも床屋があって困るんだけど。

これが“本家”の床屋さん。“写真は飾って”あるのだろうか

画像のコレが当該の公式「床屋さん」らしい。

「ここがオリジナルである」証拠のボード。もっと堂々と飾ればいいのに…

ちなみにこの「ペニーレーン L18」の看板も何度か盗難にあっているという。ビートルズ並みに育ちが悪い、ビートルマニア…門扉だの看板だの、どうやって運ぶのか。

もう何代目になるのか「L18」の看板。
記念撮影をするには、チト低すぎるんだよな…

次は少し離れて、やや港よりの貧民街「Dingle =ディングル」にある「リンゴ・スターの生家」。

港に近い貧民街の「ディングル」。
日本のドヤや長屋よりはだいぶ冬暖かそうだが…

一時は都市開発で一掃されそうだったのを粘って残したというこの地区(ハッキリ言ってゴースト・タウン)。

聖地「リンゴの生家」の落書き。ビートルズファンの聖地は大体こういう落書きフリーになっている。
あまり感心しない習慣

似たような家並みばかりで飽きて近所をブラつけば、もうマニアにはおなじみのあの建物が見える。「The Empress Pub =パブ・エンプレス」。

実家近所のレストランに「センチメンタル」と感じるんだな、リンゴは…
今度行ったら入ってみようと思う。「リンゴまんじゅう」とかあったら嫌だな

「ホントにあった!」

え?「エンプレス」の詳細?解説面倒だし、知らない人の方が少ないので割愛。

関係ないけど、俺の旅に関する持論は「オトナが行く全ての旅は“Sentimental Journey”である」なので、落書きだらけの生家よりコッチに断然興奮!

ツアーで回る聖地はざっとこんな感じじゃないかと思うんだけど、イギリスも一応ヨーロッパなのでとにかく古いものがちゃんと残っていて羨ましい。

なのでマニア向け聖地ならまだいくらでもリバプールに残っているハズ。ジョージの生家、ジョンが産まれた病院に、ポールのバイト先などなど。ビートルズになるまでの聖地巡りで随分時間経っちゃうけど。

リバプール市庁舎前の坂から臨むマージー川。函館を思い出す(テキトー)。
基本、港はセンチメンタル!

ちゃんと「センチメンタル」してるんだよね~この街。

というわけで、“また行きたい有名観光地リスト”上位入賞、リバプール(いや、行ったことない所の方が多すぎて、今生ではどうかな~…)。

◉野磁馬