小生、静岡県産だが御前崎はヘタすっと50年ぶりくらい?無駄な発電所巡り第二弾は県中部。
某関電・九電辺りの、地盤とか老朽化とか色々ヤバいと指摘されても、多分全然別の事情で再稼働に向け邁進する原発たちに比べて、ヤケに潔く運転停止・一部廃炉を決めた印象がある「中部電力浜岡原子力発電所」、眺めに行ってきた(絶対ウラがあると思うけど)。
菅直人政権時とは思えぬあまりの迅速対応に、「…やっぱ次、南海じゃなくて東海なんじゃね?」と邪推したくなったほど。
お茶しかない牧之原ICで東名を降り一本道、国道242号をひたすら海に向かって走る。世界中に乱立しているも全然慣れない変な風車が見えてきたら突き当たりは砂丘。アタリをつけ、ちょっと道を左に外れて農道を行くと、正面に見えるアイボリーの建屋。

なんの畑か未確認の農道の先に…
「ホントにあった!」
もう止まっていると知っているからか、死んだ動物の骨みたい。
普通この地域のメイン観光は浜岡砂丘。小学校の課題図書に、永井吐無先生の絵が印象的な「長者スカの秘密」って名著があって、それで初めて地元しぞーかにガチの砂丘があるのを知ったくらい、東部産にはこの辺もう他県感覚。物見遊山。駿河湾も、たまに見れば十分綺麗。

絶対狭くなってる砂丘
1976年運転開始。“中部電力唯一の原発”という鳴物入りでガンガン炉を増やしてイケイケだった時代がどのくらい続いたのかは知らないけど、明らかに海に還ってドンドン狭くなっている砂丘の白い砂と、朽ちかけて傾いた防砂柵も相まって本当に活気がない。静かに風力発電の風車だけが回っているというネ。
…どうだろ、他県で言うと茨城・千葉県境の「うつろ船」漂着で有名な舎利浜に近いかな(余計わかんない)。アッチはまだガンガンエネルギー産業回してるし、波打ち際までクルマ乗り入れてサーフィンやレジャーに勤しむ人々も賑わっているのでちょっと違うか…
とにかく、今では全国に死ぬほどある「いっぺん良い夢見てウハウハだった地域が思い切り廃れたあの感じ」が大好物な俺にはタマんない浜岡。道路ばっかヤケに広いとか、そのくせ歩道に人全然いないとか、そういうの。

もしや「廃止された発電所の煙突は白く塗るルール」があるのかも
あ!そうだ、この浜岡原発近くのホテル。いい歳したバカと思われそうなんで詳しく言わないけど、夜中に相当ヤバい体験した。一部マニアに有名なアソコではなく、こじんまりした労働者向けビジネスホテル。なんだアソコは…詳しい人と語り合いたい(いないよそんな人)。
◉野磁馬
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