本日の「1枚の写真」はダラスの熱い日、あの窓から見下ろすエルム・ストリート。S・キング卿の力作『11/22/63』では震えるほど邪悪に描写されていた「テキサス教科書倉庫ビル」の6階(現在は『シックスフロア博物館』)、犯人と言われているオズワルドが居たとされる“ネスト(南東角)”の隣の窓からのSHOT。
「ホントにあった!」
道路の真ん中、観光客が堂々と立ってる地点が3発目被弾の「JFK ASSASSINATION SITE (路面に養生テープのバッテンあり)」。さあ、どうでしょう?当たるかな2発…最近PS5「スナイパーエリート」の新作でナチスとか撃っているんだけど、基本静止した的ならなんとか…
Google mapで見ると(ワザとではなかろうがw)“暗殺現場”が問題の「グラッシーノール」にピンしてあり、「え!やっぱソッチなの?」と、またしても混乱を招く陰謀の迷宮に。そーゆーなんやかやに、もういい加減ピリオドを“撃つ”べくトランプさんが公約に掲げたアメリカ国立公文書館JFK暗殺関連の資料公開。ついに「黒塗り、ナシよ!」の命令一下、陰謀論界隈もザワつく、気合いの8万ページ大公開!しかもスキャンいい加減!世界中の大半のボンクラ陰謀論者も、これはもうプロの「資料読み屋さん」に起こしてもらわなければ完読ムリ!
前回の「ウォーレン委員会報告」の書籍も、即時性こそが大事!とばかりになんかエラい分かりにくい翻訳のまま出版されて難儀。結果、「オズワルド単独犯、一方向射撃説」ってトコは揺るがずでモヤモヤ…いや、「現代科学で解析」とか「存命の当事者インタ」とかがまずないと、当時の資料である限り同じ結論にしかならないよね。今回の8万ページでよもや「初出し!外国人工作員が3方向から撃っていた!致命傷はグラッシーノールから!その後線路方面に逃走!」とか「ザプルーダー・フィルム、最新デジタル解析!致命傷は運転手が振り向いて発射!」とか「やはり消されていた!?“バブーシュカ・レディ”の孫娘に直撃!」とか「山上の手製銃で立体駐車場の壁を撃つのは不可能!」とか、急にそーゆー胸踊るハナシになってるワケもなく、我々のような中年マニアが「なるほど、だからココは黒塗りだったんだ」とか地味にシッタカするだけの侘しい結果にしかならない予感。噂では今回公開された分に「CIA↔︎モサド(出た)」の調査報告があるらしいが、ソコじゃないんだよな…
乞う陰謀論解消!すなわち「あ、陰謀論じゃなくてフツーに“陰謀”じゃん!」って結果をお願いしたいのDEATH。
◉野磁馬
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